オランダ天火

捜し物はあるとき突然見つかるものですね。

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中央の古びた本がそれ。親父がキャンプの手引きとして愛用していたものです。
この本は「キャンプ・カウンセリング」
ビオラ・ミッチェル、アイダ・B・クロフォード共著のキャンプカウンセラーの手引き書を、元日本ユースホステル協会理事長の兼松保一氏が訳し、昭和41年に発行された貴重な本です。
アメリカでのキャンプは、4週間から10週間と長い期間、自然の中の共同生活を通して演劇・音楽・美術工芸など様々なプログラムを学ぶ場であるためカウンセラーの資質向上が必須です。
日本のような野外でテントを張り、カレーを作り、キャンプファイヤーでおしまい。
・・・なんてキャンプは、この本ではごく一部のプログラムでしかないのです。

まぁ、でも親父はそんな本格的なカウンセラーを目指していた訳ではなく、アウトドアライフの参考までに買ったのでしょうけどね。でも当時で2500円はかなりの出費だったかも。

なぜ、この本を探していたかというと、
先日ファイヤーライフ岐阜のオープンに親父直伝のトマトスープが好評だったのですが、
料理名が分からないままだったのです。

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ベーコン・トマト・チーズ・玉ねぎ・クリームコーンとそれぞれが主役のようなスープなので、
名前の付けようがありません。
そこで親父に聞くと、この本に調理法が書いてあったという訳です。
(なんだ・・・オリジナルじゃないんだ。)

目次から野外炊事のページを開き・・・、あったあった、ありました。なになに・・・

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「リング・タム・ディディ」
ネットで検索しても、それらしき料理はありません。
ひょっとして著者が勝手に命名したのかも?

野外炊事のページは興味をひくものばかりで、とても40年前の古さを感じさせません。
焚き火料理はそのものが常に原点であり、進化することはないのかもしれませんね。
次々にページをめくっていくと、

「えっ? オランダ天火?」

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これって、ダッチオーブンじゃないですか!
へぇ~「オランダ天火」って訳されているんだ。
文章を読むと
・・・オランダ天火は、肉のローストからパン焼きにまで、初期の開拓者時代から使われているたいへん便利ななべである。なべとふたは重い鋳鉄からできていて、ふたは食物の汁の風味が逃げないようにぴったりとし、熱と湯気を出さない仕組みになっている。ふたの上には炭火をのせることができ便利である。3本の頑丈な脚は、地面と天火との間にすき間をつくり、天火の下にも炭火を置くことができる・・・

なるほど! ダッチはオランダ人、オーブンは日本語で天火。だからオランダ天火なんだ。

菊池仁志氏がダッチオーブンを日本に持ち帰る前に、すでにこの本には載っていたんですね。
親父が「オランダ天火」を広めていれば有名人になったのに・・・。

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コメント

連日の書き込みすいません。

京都~奈良と聞いて黙っていられなくて・・・。

12日土曜日の午前中に奈良公園で、鹿とスケッチブックを持って

撮影をしているの男を見かけたら、それは私です。

もし、土曜日の午前中に奈良公園におられて、

見かけたらお声お掛けください。

2009/12/10 (Thu) 16:21 | jacky2282 #- | URL | 編集
へぇ~

写風人さんのアウトドアライフの師匠はお父様だったんですね。
確か写真もお父様の影響だったですよね。
なんだか、羨ましいくらい仲良しの親子関係ですね。

2009/12/10 (Thu) 22:02 | クボタ #- | URL | 編集
jacky2282さんへ

あら~、そうですか。
残念ながら金曜日に帰ってきてしまいましたので、スケッチ姿のjackyさんは拝見できませんね。

惜しいなぁ、一日違いでしたね。

2009/12/11 (Fri) 22:15 | 写風人 #- | URL | 編集
クボタさんへ

やはり父親の影響は受けやすいですね。
性格的にはうるさいし、くどいし、仲は良くないです。
感謝はしていますけどね。

2009/12/11 (Fri) 22:20 | 写風人 #- | URL | 編集

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