薪ストーブの火が絶えた翌朝、ふとんから出るのが辛いほど冷え込んでいます。

たまらずダウンジャケットを羽織りながら、身を縮めて洗面所に。
普段なら洗面所のある吹き抜け2階は何も身につけずに起き出すんですけどね。
早速ダウンを着たまま薪ストーブのあるロビーへ・・・、前回の灰掃除に至りました。
室内温度の変化を報告する前に、写風館の概要から説明いたします。
店舗は北向きで、南側は2階以外に窓は付いていません。スタジオに外光が入らないためです。まずは平面図を参考に規模を説明します。

薪ストーブのあるロビーは約30平米、6mの吹き抜けなので部屋容積は約130立米。
ロビー奥のスタジオは約60平米、同じ6m吹き抜けですので約360立米です。
1階事務所と2階多目的室はそれぞれ約40平米の約110立米です。

左:ロビーの様子です。吹き抜け窓とスタジオへの入り口は常に全開です。
右:スタジオからロビー側を見た様子です。2階通路は最も暖かくなる場所で洗濯物を干すには絶好のスペースになります。
2階多目的室(マイキッチン&がらくた部屋)は床材にコルクを使用しています。
右側2本のダクトは
OMソーラーです。屋根からの太陽熱を床に送っていますので、フローリングが冷たいと感じることはありません。夜間や雨の日にはガス暖房への切り替えも可能ですが、ガス代をケチって使用していません。
ダクト右側のドアが事務所に続きます。パソコン作業をしているスタッフは冷え性なので小型電気ヒーターを使用しています。以上が写風館の大まかな概要です。
起床後の気温は2℃。室温は一日火が途絶えたので、どの部屋も10℃です。
焚き始めから1時間でロビーは18℃に上昇しました。

2時間後にはロビーが20℃、吹き抜け2階が22℃、スタジオが14℃。
今まで室温なんて気にしたことがなく、温度計もありませんでした。そこで昨年、各部屋の温度を計ってみようと100均で誤差のない温度計を5つ購入した訳です。
(温度をチラチラ見るのも楽しいですね。小学校の百葉箱以来かな・・・)

薪ストーブによって暖められた空気は自然の摂理に従って上昇します。冷たい空気は暖かい空気に押されて降りてきます。この対流によって冷気は再び暖められ上昇します。設計段階では私自身この対流の理屈を知っていた訳ではないですが、吹き抜けに窓を付けて頂いたお陰で効率よく暖房されています。
これから薪ストーブを設置される方は「対流」のことを良くお考えくださいね。
3時間後には気温が6℃。スタジオは16℃に達し、4時間後には暖房器具のない360立米ものスタジオが18℃に達しました。
午後にはロビーが26℃〜28℃、スタジオや多目的室は20℃前後に暖められます。
快適な暖房温度は18℃から23℃と言われていますが、完全に冷え切った700立米もの室内が数時間で快適温度に暖まりました。
また、すべての部屋のドアを開けたままにしているので、ヒートショック(温度差)を防ぐこともできます。夜通し焚き続けるので、翌朝起きた時には2階で16〜18℃、トイレや浴室も寒いと感じることはありません。
薪代ただ!太陽熱ただ!
これを電気や灯油でまかなう事を思うと、ゾッとします。
ありがたや薪ストーブ!ありがたや太陽!
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